REPORT 現地レポート

男子U18日本代表チーム 開幕まであと1週間「高1の時からずっとシューターとして選んでもらっているので自信を持って打っていきたい」音山繋太選手

2026年5月26日

 福岡第一高等学校 第一薬科大学内 都築賴助記念体育館で6月2日より開幕する「FIBA U18アジアカップ2026 東アジア地区予選」(以下・U18東アジア地区予選)まで、あと1週間(※日本の初戦は6月3日)。「ペースアップし、90点を取るためにスピード感溢れるバスケスタイルをしっかり体現したいです」と片峯聡太ヘッドコーチは話し、先日の福岡合宿にてチーム作りを行ってきました。しかし短期間ゆえに、「役割や状況判断など多少不慣れなところが出てくるかもしれません。スピード感溢れるバスケスタイルで粘り強く戦い続け、どのチームを相手にもしっかり90点を取れるような戦い方をしていきたいです」とオフェンス有利なバスケで勝負します。当然、ポゼッションを増やすためにもディフェンスとリバウンドが大事になります。

 FIBAはU16〜U19まで4世代にわたる国際大会を用意し、アンダーカテゴリーは継続した強化が求められます。それを実現するにはU16とU18のアジア予選を突破しなければなりません。昨年のFIBA U16アジアカップで4位になった日本は、4年ぶりに「FIBA U17バスケットボール ワールドカップ2026」(6月27日開幕/トルコ・イスタンブール)へ出場します。近年では2021年〜23年に4世代続けて強化でき、今年8月13日(木)からインド・アーメダバードで開催される「FIBA U18アジアカップ 2026」でも世界への切符をつかむべく、2年前から準備してきました。

 「この2年間は何度も代表活動に選んでもらったことで練習から強度が上がりました。より変わったと実感したのが、ドイツ遠征が終わったときでした」と話す音山繋太選手(中部大学第一高校3年)と本田蕗以選手(福岡大学附属大濠高校3年)が、福岡合宿参加メンバーの中で2年前から「日・韓・中ジュニア交流競技会」に出場しながら強化に励んできた選手たちです。今春のドイツ遠征では第31回アルベルト・シュヴァイツァートーナメントに出場。ヨーロッパの強豪と対戦する機会を得た音山選手は、「悔しい思いをしたので、誰よりもディフェンスで1番ハッスルするところからやらなければいけないですし、オフェンスからではないことを気付かせてもらいました。その後、自チームの練習でも自分が1番声を出してディフェンスするようにしています」と課題に取り組みます。

 ドイツ遠征では7試合を行い、3勝4敗で12チーム中6位。FIBA U18アジアカップでもライバルとなるバーレーンとニュージーランドに勝利しました。「練習中から『One more』を常に意識し、シュートだけで終わらずにもう1回ドライブをして、ペイントタッチしたことで単調なオフェンスにならず、効率良く得点を取ることができました」と音山選手は勝因を挙げ、2年間を通じて積み上げてきた成果を発揮します。高校1年時の最初の合宿から積極的に3ポイントシュートを放ってきた195cmの音山選手。U18東アジア地区予選に出場できれば、「自分の色を出してプレーすることを一番に考えています。高1の時の日・韓・中ジュニア交流競技会からずっとシューターとして選んでもらっているので自信を持って打っていきたいです。自分のシュートを相手が警戒してきた時に、ドライブやキックアウトパスを出す判断ができることも見せたいです」と続け、メンバー発表を待ちます。

 昨年、男子U16日本代表の選考から漏れた佐藤翔真選手(黒沢尻工業高校3年)は、「落ちた理由も分かっていますし、その課題となったハリーバックはしっかりと自チームで取り組み、この合宿でも意識していました」ともう一度やって来たチャンスをつかみにいきます。U18東アジア地区予選はもちろん、仲間たちが勝ち獲ったFIBA U17ワールドカップに感謝し、そして早生まれの3年生にとってターゲット世代となるFIBA U18アジアカップでも日本代表を目指す佐藤選手。「代表経験は自分のバスケ人生において絶対に大きなものになると思います。日本代表になれるように苦手なことを意識し、それを払拭できるようにがんばっていきたいです」とアピールします。得意なプレーは「ドライブ」と述べ、「ペイントに切り込んでキックアウトパスを出すことや、自分で行くところの判断はしっかり練習してきました」と話すとともに、福岡合宿では3ポイントシュートもしっかりと決めていました。

 U18東アジア地区予選へ向け、「大会に出るからには全部勝って優勝するつもりで練習から取り組んでいます。ただし、1番肝心なのはベスト4に入ってFIBA U18アジアカップへの出場権を勝ち獲ることであり、そのためにも勝たなければいけません。戦術的にいろんなことをし過ぎるのではなく、選手たちが持っている力を私も最大限に引き出す努力をしたいです。選手たちも自分の武器をしっかり40分間出し続けて、自力で勝利をつかみ取ることを今大会は求めていきたいです」と片峯ヘッドコーチは目標を掲げます。

 片峯ヘッドコーチにとっても出身地の福岡開催について、「福岡に所属している選手たちも今合宿メンバーにはたくさんいます。地元への感謝の思いも含めて、目の前の勝負にしっかりこだわって一生懸命勝利に向けて努力を重ねたいと思います」と力を込め、世界につながる最初の予選がはじまります。

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